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文献詳細

雑誌文献

生体の科学43巻4号

1992年08月発行

文献概要

話題

インスリンプロ受容体変異体―プロセシング部位の点突然変異

著者: 小林正1

所属機関: 1富山医科薬科大学医学部第一内科

ページ範囲:P.334 - P.336

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 インスリン受容体はαとβサブユニットからなるheterotetramerであるが,生合成の過程でαとβサブユニット間で切断されて糖鎖が付着し,成熟したインスリン受容体として細胞膜に挿入される1-3)。この切断部位の遺伝子異常により切断されず,大きなプロ受容体として細胞膜に挿入され,その構造の異常からインスリン作用に障害を生ずる。ここではこのような変異体がどのように生合成され,またどのようなインスリン作用障害をきたしたのかを概説する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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