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平成4年1月29日から2月1日までの3日間,福岡市で平滑筋の生理・薬理に関する国際シンポジウム(名称:International Symposium“Smooth Muscle”)が開催された。この学会はこの領域で長年に亘り指導的役割を果たしてこられた栗山熈九大名誉教授(当時九大医学部薬理学講座教授)の呼びかけに応じて企画されたもので,世界の第一線に立つ研究者約40名の招待講演と164件にのぼるポスター発表が行われ,内外での反響も大きかった。真冬という季節柄もあり,裏日本特有の天候は参加者にとって決して快適と言えるものではなかったが,国内から460名,国外から110名と当初の予想を上回る参加者があり,連日大変活気溢れるシンポジウムとなった。とりわけ,アジア・オセアニア諸国から43名もの参加があり,日本人研究者と活発な交流が行われたことは,本学会の大きな収穫の一つであった(写真1)。
学会の発案企画にあたっては,富田忠雄名大教授が学会の冒頭でいみじくも概説されたように,次のような平滑筋研究の現状に対する認識があった。すなわちこの10年間に平滑筋に関する生理・薬理の研究は,実験方法論上の革新的な進歩により飛躍的な発展をとげてきた。
学会の発案企画にあたっては,富田忠雄名大教授が学会の冒頭でいみじくも概説されたように,次のような平滑筋研究の現状に対する認識があった。すなわちこの10年間に平滑筋に関する生理・薬理の研究は,実験方法論上の革新的な進歩により飛躍的な発展をとげてきた。
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