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文献概要
特集 〈研究室で役に立つ細胞株〉 Ⅰ.上皮細胞株 皮膚系細胞 乳腺上皮細胞
マウス乳癌:FM3A
著者: 小山秀機1
所属機関: 1横浜市立大学木原生物学研究所
ページ範囲:P.365 - P.365
文献購入ページに移動 ■樹立の経緯
FM3A細胞は,1962年福島県立医科大学の斉藤1)がC3Hマウスの自然発生乳がんを腹水腫瘍系として樹立したことに始まる。その後,この腫瘍は東北大学抗酸菌研究所で腹水系として継代されてきたが,1963年から中野2)がこれを組織培養系に移し,その樹立に成功したものである。
現在よく用いられる株は,1970年後半に小山3)が分離したクローン株F28ないしそのサブクローン株F28-7である。
FM3A細胞は,1962年福島県立医科大学の斉藤1)がC3Hマウスの自然発生乳がんを腹水腫瘍系として樹立したことに始まる。その後,この腫瘍は東北大学抗酸菌研究所で腹水系として継代されてきたが,1963年から中野2)がこれを組織培養系に移し,その樹立に成功したものである。
現在よく用いられる株は,1970年後半に小山3)が分離したクローン株F28ないしそのサブクローン株F28-7である。
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