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文献詳細

雑誌文献

生体の科学43巻5号

1992年10月発行

文献概要

特集 〈研究室で役に立つ細胞株〉 Ⅰ.上皮細胞株 消化器系上皮細胞 肝細胞

ヒト:Hep G2

著者: 堀内龍也1

所属機関: 1群馬大学内分泌研究所薬学研究部

ページ範囲:P.383 - P.384

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 ■樹立の経緯
 Wister InstituteのD. P. Adenらによって15歳のアルゼンチン出身の白人男性の肝癌(hepatoblastoma)生検組織から樹立された1,2)。用いた生検組織像は柱状構造をした分化型の肝細胞癌であった。細切した癌組織をX線照射したマウス細胞層(STO)上に置き,10% FCS含有William's E培養液中で数ヵ月培養して得られた一つのコロニーを0.25%トリプシン,0.1% EDTA-PBSで単離して同じfeeder laycer上に継代した。数カ月継代を繰り返した後,feeder layerを必要としない亜株Hep G2を樹立した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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