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特集 〈研究室で役に立つ細胞株〉 Ⅰ.上皮細胞株 消化器系上皮細胞 肝細胞
ラット:RL-34
著者: 沖垣達1
所属機関: 1重井医学研究所
ページ範囲:P.385 - P.385
文献購入ページに移動 ■樹立の経緯
正常肝細胞の培養が皆無に等しかった1960~70年代には,多くの試行錯誤がなされたが,その当時に得られた細胞株である。1974年に米国のPasadena Foundation for Medical Researchにおいて,出生後1~3週間のウイスターラット肝から数種の肝細胞株が作られており,そのうち著者らが34回目にして継代培養に成功したことから,RL-34と命名されている。初代培養はごく少数のコロニーから増殖し,その後単一細胞を得るためのクローニングを繰り返し,現在に至っても比較的若い世代の株が凍結保存されている。
正常肝細胞の培養が皆無に等しかった1960~70年代には,多くの試行錯誤がなされたが,その当時に得られた細胞株である。1974年に米国のPasadena Foundation for Medical Researchにおいて,出生後1~3週間のウイスターラット肝から数種の肝細胞株が作られており,そのうち著者らが34回目にして継代培養に成功したことから,RL-34と命名されている。初代培養はごく少数のコロニーから増殖し,その後単一細胞を得るためのクローニングを繰り返し,現在に至っても比較的若い世代の株が凍結保存されている。
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