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文献詳細

雑誌文献

生体の科学43巻5号

1992年10月発行

文献概要

特集 〈研究室で役に立つ細胞株〉 Ⅰ.上皮細胞株 消化器系上皮細胞 肝細胞

ラット:RL-34

著者: 沖垣達1

所属機関: 1重井医学研究所

ページ範囲:P.385 - P.385

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 ■樹立の経緯
 正常肝細胞の培養が皆無に等しかった1960~70年代には,多くの試行錯誤がなされたが,その当時に得られた細胞株である。1974年に米国のPasadena Foundation for Medical Researchにおいて,出生後1~3週間のウイスターラット肝から数種の肝細胞株が作られており,そのうち著者らが34回目にして継代培養に成功したことから,RL-34と命名されている。初代培養はごく少数のコロニーから増殖し,その後単一細胞を得るためのクローニングを繰り返し,現在に至っても比較的若い世代の株が凍結保存されている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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