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文献詳細

雑誌文献

生体の科学43巻5号

1992年10月発行

特集 〈研究室で役に立つ細胞株〉

Ⅰ.上皮細胞株 消化器系上皮細胞 膵臓上皮細胞

ラット膵臓癌:AR-42J/AR-IP

著者: 船井俊彦1 吉森保1 田代裕1

所属機関: 1関西医科大学第1生理学教室

ページ範囲:P.391 - P.392

文献概要

 ■樹立の経緯
 AR-42J(AR4-2J)およびAR-IP(AR4-IP)はJessopらによって樹立されたラット膵外分泌腺腫瘍由来の細胞株である1)。膵癌誘発剤であるアザセリンをラットに投与して形成された移植可能な腫瘍から同時に分離された。ただしAR-IPは,最初の播種後24時間後に得られた培養上清液から分離されたものである。後述するように,これら二つの細胞株は,起源が同じであるにもかかわらず,その特性が大きく異なっている。なおこれら細胞株の命名の根拠は,記述されていない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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