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文献詳細

雑誌文献

生体の科学43巻5号

1992年10月発行

文献概要

特集 〈研究室で役に立つ細胞株〉 Ⅰ.上皮細胞株 呼吸器系上皮細胞 上顎洞細胞

ヒト腺様囊胞癌:ACCS

著者: 白砂兼光1

所属機関: 1大阪大学歯学部口腔外科第一講座

ページ範囲:P.394 - P.394

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 ■樹立の経緯・培養条件
 ACCSは56歳,女性の上顎洞に発生した腺様嚢胞癌の生検材料から組織片培養法を用いてShirasunaらによって1990年に分離,確立された1)。10%ウシ胎児血清を含むDulbeccoのMEMで組織片を培養すると当初類円形の細胞が増殖し,その周囲に大型で扁平な紡錘形細胞が認められた。継代を重ねることによりすべて扁平な紡錘形細胞に統一されたものを,Adenoid Cystic Carcinoma S(患者名)(ACCS)と名づけた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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