icon fsr

文献詳細

雑誌文献

生体の科学43巻5号

1992年10月発行

特集 〈研究室で役に立つ細胞株〉

Ⅰ.上皮細胞株 泌尿生殖器系上皮細胞 腎上皮細胞

イヌ:MDCK

著者: 本郷敏雄1 佐藤和子1 佐藤温重1

所属機関: 1東京医科歯科大学歯学部歯科理工学第二講座

ページ範囲:P.397 - P.397

文献概要

 ■樹立の経緯
 Mardin Darby caine kidney cell line(MDCK)細胞は1958年9月にS. H. MardinとN. B. Darbyにより正常成犬雌性コッカスパニエル腎から分離された上皮性の培養細胞である。初期細胞は線維芽細胞と上皮細胞が混在していたが,部分的なトリプシン処理による選別を行い上皮性の細胞として樹立された。当初,この培養細胞はブタ水疱性発疹ウイルス,水疱性口内炎,など多くのウイルス増殖の研究に用いられていたが,現在では経上皮および経細胞膜イオン輸送の研究の輸送モデルとして用いられている1,2)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら