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文献詳細

雑誌文献

生体の科学43巻5号

1992年10月発行

文献概要

特集 〈研究室で役に立つ細胞株〉 Ⅲ.間葉系細胞株 線維芽細胞

ラット:NRK

著者: 安光英太郎1

所属機関: 1横浜市立大学木原生物学研究所

ページ範囲:P.436 - P.436

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 ■樹立の経緯
 Huu Duc-Nguyenらにより,非近交系のOsborne-Mendel ratの腎臓から継代により樹立された細胞株1)。名前のNRKは,由来した動物と臓器を表わすnormal rat kidneyの頭文字を取って付けられた。ここで言うnormalとは,初期の培養目的が,Rauscher murine leukemia virusの感染能に関することであったため,このvirusに感染していないrat由来だと言う意味で,付けられたと思われる。1978年に,Joseph E. De Larcoらによりサブクローニングされ,形態の異なる2系統に分離された2)。以下には,その中で比較的良く用いられているクローンであるNRK-49Fをもとにして述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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