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文献概要
特集 〈研究室で役に立つ細胞株〉 Ⅲ.間葉系細胞株 線維芽細胞
マウス:L929
著者: 大野忠夫1
所属機関: 1理化学研究所細胞銀行
ページ範囲:P.438 - P.438
文献購入ページに移動 ■樹立の経緯
W. R. Earleによって樹立されたもっとも古い細胞株である。1940年10月18日,100日齢のC3H雄マウス後肢皮下組織片を血漿培地で培養開始,1941年11月20より1μg/mlのmethylcholanthreneを添加,111日間培養したシリーズの一つである。継代95代目のL細胞から,Sanfordらがガラス毛細管を用いてクローニングしたクローンNCTC 929の子孫が全世界に頒布され,これが通称L929細胞とされている。わが国ではKatsutaが導入,これから無タンパク培地で増えるL・P1細胞を1959年に樹立している。
W. R. Earleによって樹立されたもっとも古い細胞株である。1940年10月18日,100日齢のC3H雄マウス後肢皮下組織片を血漿培地で培養開始,1941年11月20より1μg/mlのmethylcholanthreneを添加,111日間培養したシリーズの一つである。継代95代目のL細胞から,Sanfordらがガラス毛細管を用いてクローニングしたクローンNCTC 929の子孫が全世界に頒布され,これが通称L929細胞とされている。わが国ではKatsutaが導入,これから無タンパク培地で増えるL・P1細胞を1959年に樹立している。
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