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特集 〈研究室で役に立つ細胞株〉 Ⅲ.間葉系細胞株 ストローマ細胞
前脂肪細胞:MC3T3-G2/PA6
著者: 小玉博明1
所属機関: 1奥羽大学歯学部口腔解剖学第二講座
ページ範囲:P.454 - P.454
文献購入ページに移動 ■樹立の経過
われわれは,骨芽細胞に分化する細胞株を得る目的で新生仔C57BL/6マウスの頭蓋冠から細胞株を樹立し,MC3T3-G2/PA6(PA6)細胞とMC3T3-E1細胞(久米川論文参照)を得た。樹立は,頭蓋冠を無菌的に採取し,ハサミで細切した組織片を培養し,遊走した細胞を3T3方式で継代培養して行った。樹立途中で,confluentの状態で培養を続けると脂肪細胞に分化する株MC3T3-G2を見出し,さらに脂肪細胞への分化の頻度の高いクローンを選択することによってMC3T3-G2/PA6を得た。
われわれは,骨芽細胞に分化する細胞株を得る目的で新生仔C57BL/6マウスの頭蓋冠から細胞株を樹立し,MC3T3-G2/PA6(PA6)細胞とMC3T3-E1細胞(久米川論文参照)を得た。樹立は,頭蓋冠を無菌的に採取し,ハサミで細切した組織片を培養し,遊走した細胞を3T3方式で継代培養して行った。樹立途中で,confluentの状態で培養を続けると脂肪細胞に分化する株MC3T3-G2を見出し,さらに脂肪細胞への分化の頻度の高いクローンを選択することによってMC3T3-G2/PA6を得た。
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