文献詳細
特集 〈研究室で役に立つ細胞株〉
Ⅲ.間葉系細胞株 白血球系細胞 顆粒球
文献概要
HL-60細胞は1977年Collinsら1)により樹立されて以来もっとも頻用されている白血病細胞株である。DMSOやレチノイン酸(RA)により顆粒球に,またビタミンD3やTPAにより単球/マクロファージに分化する細胞である。また,分化および増殖に関連する癌遺伝子や癌抑制遺伝子発現も研究されている。増殖や分化の機構を分子生物学的に解明されることも将来可能なものとなろう。
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