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文献詳細

雑誌文献

生体の科学43巻5号

1992年10月発行

文献概要

特集 〈研究室で役に立つ細胞株〉 Ⅲ.間葉系細胞株 肥満細胞

マウス:IC2

著者: 石井愛1 矢原一郎1

所属機関: 1東京都臨床医学総合研究所細胞生物学研究部門

ページ範囲:P.490 - P.490

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 ■樹立の経緯
 IL3あるいはGM-CSFに依存して増殖するマウス肥満細胞前駆体細胞IC2は,以下のようにして樹立された(1983)。DBA/2マウス脾臓細胞をCon-Aで刺激し,5%ウシ胎児血清,50μMβ-ME,10~50%マウス脾臓細胞コンデション培地(後で説明する)を添加したRPMI1640培地で長期間培養し,その後限界希釈法によりクローニングし,クローンIC2を得た。樹立者は小安重夫博士(当時,東京都臨床医学総合研究所研究員)で,このIC2細胞は,IL3力価測定の指標としても用いられる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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