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特集 〈研究室で役に立つ細胞株〉 Ⅲ.間葉系細胞株 肥満細胞
マウス:IC2
著者: 石井愛1 矢原一郎1
所属機関: 1東京都臨床医学総合研究所細胞生物学研究部門
ページ範囲:P.490 - P.490
文献購入ページに移動 ■樹立の経緯
IL3あるいはGM-CSFに依存して増殖するマウス肥満細胞前駆体細胞IC2は,以下のようにして樹立された(1983)。DBA/2マウス脾臓細胞をCon-Aで刺激し,5%ウシ胎児血清,50μMβ-ME,10~50%マウス脾臓細胞コンデション培地(後で説明する)を添加したRPMI1640培地で長期間培養し,その後限界希釈法によりクローニングし,クローンIC2を得た。樹立者は小安重夫博士(当時,東京都臨床医学総合研究所研究員)で,このIC2細胞は,IL3力価測定の指標としても用いられる。
IL3あるいはGM-CSFに依存して増殖するマウス肥満細胞前駆体細胞IC2は,以下のようにして樹立された(1983)。DBA/2マウス脾臓細胞をCon-Aで刺激し,5%ウシ胎児血清,50μMβ-ME,10~50%マウス脾臓細胞コンデション培地(後で説明する)を添加したRPMI1640培地で長期間培養し,その後限界希釈法によりクローニングし,クローンIC2を得た。樹立者は小安重夫博士(当時,東京都臨床医学総合研究所研究員)で,このIC2細胞は,IL3力価測定の指標としても用いられる。
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