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特集 〈研究室で役に立つ細胞株〉 Ⅴ.神経系細胞株 神経細胞 神経芽細胞
ヒト神経芽腫:KP-N-RT
著者: 杉本徹1 堀井由博1 松村隆文1 才田玉喜1 沢田淳1
所属機関: 1京都府立医科大学小児科
ページ範囲:P.509 - P.509
文献購入ページに移動1歳2ヵ月女児,右副腎原発神経芽腫(Neuroblastoma;以下NB)病期Ⅳの骨髄と右腋下リンパ節転移巣からおのおのKP-N-RT-BM(RT-BM)とKP-N-RT-LN(RT-LN)を樹立した。樹立者は京都府立医科大学小児科杉本徹である。1983年7月に治療前の患児(RT)の骨髄とリンパ節転移細胞を初代培養,1983年10月細胞株として樹立した。KP-N-RT株の命名は,京都府立医大(Kyoto Prefectural Univ. of Mcd.)のKP,NeuroblastomaのN,患児(RT)のイニシャルにちなんだ。NB細胞表面膜抗原に対するモノクローナル抗体と細胞分化の研究に有用な細胞株である。
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