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文献概要
特集 〈研究室で役に立つ細胞株〉 Ⅶ.その他の細胞株 両生類細胞
カエル:A8,A6
著者: 関谷國男1
所属機関: 1新潟大学理学部生物学教室
ページ範囲:P.544 - P.545
文献購入ページに移動 ■樹立の経緯
1963年5月から1967年12月にかけて,K. A. Rafferty,Jr. らは種々の両生類の細胞の継代培養を始め,多くの細胞株の樹立に成功した1)。A(Amphibiaの頭文字Aとおもわれる)に通し番号をつけ,8番目のA8細胞は,アフリカツメガエル(Xenopus laevis)成体雌の肝臓由来の細胞である(この細胞は肝細胞ではなく胆管上皮細胞であろうとの樹立者のコメントがある)。A6細胞は6番目のもので同種,成体雄の腎臓由来の細胞である。初代培養はそれぞれ1965年11月からと1965年7月からとで,ともに増殖のよい細胞で,現在,27年目になる。
1963年5月から1967年12月にかけて,K. A. Rafferty,Jr. らは種々の両生類の細胞の継代培養を始め,多くの細胞株の樹立に成功した1)。A(Amphibiaの頭文字Aとおもわれる)に通し番号をつけ,8番目のA8細胞は,アフリカツメガエル(Xenopus laevis)成体雌の肝臓由来の細胞である(この細胞は肝細胞ではなく胆管上皮細胞であろうとの樹立者のコメントがある)。A6細胞は6番目のもので同種,成体雄の腎臓由来の細胞である。初代培養はそれぞれ1965年11月からと1965年7月からとで,ともに増殖のよい細胞で,現在,27年目になる。
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