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特集 細胞接着
造血幹細胞と接着分子
著者: 三浦恭定1
所属機関: 1自治医科大学血液学教室
ページ範囲:P.313 - P.320
文献購入ページに移動 血球の産生はそれらの共通の祖先である造血幹細胞の分化,増殖の調節によって行われる。これには造血因子による調節と,造血幹細胞をとりまく造血微小環境のはたらきが重要である。このうち造血幹細胞は近年その純化が進み,多くのことが解明されてきた。また,造血因子の遺伝子クローニングが行われ,その受容体の構造と機能も分子レベルでの研究が進んでいる。しかし,造血微小環境については,それらの構造が複雑で,解析が困難であるために,研究の進歩が遅かった。最近になって幹細胞の純化や造血因子受容体の研究の進歩にともなってようやく分子レベルでの研究が進みはじめた。
造血微小環境のはたらきのうちで重要なものは幹細胞との直接の接触である。その場合には互いの細胞表面の接着分子が大切なはたらきをしているにちがいない。
造血微小環境のはたらきのうちで重要なものは幹細胞との直接の接触である。その場合には互いの細胞表面の接着分子が大切なはたらきをしているにちがいない。
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