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『ニューヨーク科学アカデミー』東京会議報告
著者: 吉岡亨1
所属機関: 1早稲田大学人間科学部分子神経生物学講座
ページ範囲:P.396 - P.398
文献購入ページに移動『ニューヨーク科学アカデミー』という名を筆者が初めて知ったのは「Annals」(紀要)という出版物を通してであった。今回,東田陽博(金沢大),御子柴克彦(東大)両教授とともに東京会議をオーガナイズする光栄に浴したが,これまで『ニューヨーク科学アカデミー』の何たるかはよく知らなかったために当初はおおいに戸惑ったものである。
種々の資料によれば,『ニューヨーク科学アカデミー』は1817年に創立され,以後全米のみならず,国際的な規模で科学,技術の普及のための事業を手がけてきたようである。そのもっともおもな行事は最新のトピックスや発見に的を絞って会議を開催し,その成果を「Annals」として世界中に配布することである。それゆえ世界中のほとんどの図書館にはこの「Annals」は常備され,年度ごとの科学の進歩の歴史が辿れるようになっている。
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