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文献詳細

雑誌文献

生体の科学44巻5号

1993年10月発行

文献概要

特集 現代医学・生物学の仮説・学説 5.神経科学

シナプス伝達

著者: 久場健司1

所属機関: 1佐賀医科大学生理学教室

ページ範囲:P.538 - P.539

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概説
 シナプスでの化学伝達は,シナプス前末端での活動電位→Ca2+チャネルの開口→Ca2+流入→開口分泌によるシナプス小胞よりの伝達物質の放出→シナプス下膜の受容体チャネルの活性化→シナプス後電位の発生,の一連の過程によりなされる。放出された伝達物質は,分解,拡散,末端内への取り込みにより瞬時に消失し,開口したシナプス小胞はendocytosisにより再構成される(図1)1)。以下,最近の知見と問題点について述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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