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文献詳細

雑誌文献

生体の科学44巻5号

1993年10月発行

特集 現代医学・生物学の仮説・学説

5.神経科学

脳と免疫系

著者: 堀哲郎1 武幸子1

所属機関: 1九州大学医学部第一生理学教室

ページ範囲:P.548 - P.549

文献概要

概説
 “病は気から”とよくいわれるように,精神状態が健康状態に影響を与えることは経験的には知られていた。しかしこれが本格的な研究対象になったのはごく最近のことである。脳と免疫系は共通の情報伝達物質と受容体機構をもっている。この共通語を基盤として,脳と免疫系が相互対話を行ない,生体の恒常性維持に貢献していることが明らかになってきた1,2)。この急速に進展しつつある“脳・免疫系連関調節機構”研究の現況を抄述する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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