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文献詳細

雑誌文献

生体の科学44巻5号

1993年10月発行

特集 現代医学・生物学の仮説・学説

7.疾病

代謝性疾患:糖尿病

著者: 武村次郎1 松倉茂1

所属機関: 1宮崎医科大学第三内科

ページ範囲:P.612 - P.613

文献概要

概説
 糖尿病はインスリン作用の相対的不足によりもたらされる病態であり,その成因はさまざまであるが,現象論的には慢性の高血糖という共通の表現型を呈する症候群である。
 インスリン作用の面からみれば,膵B細胞でインスリン遺伝子が翻訳されインスリン分子として血中に分泌され,標的細胞膜上のインスリン受容体に結合して,そのシグナルが正しく細胞内に伝えられることが必須であり,これらのステップのいずれが障害されても,糖尿病は発症しうる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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