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特集 滑面小胞体をめぐる諸問題
SERとバゾプレシンの作用
著者: 石川三衛1
所属機関: 1自治医科大学内分泌代謝科
ページ範囲:P.670 - P.673
文献購入ページに移動近年,V1,V2受容体がクローニングされ,構造が明らかになった1-3)。V1受容体は394個(分子量44202),V2受容体は370個(分子量40518)のアミノ酸より成り,いずれも細胞膜を7回貫通する典型的なG蛋白結合受容体である。両者のホモロジーは60%と高い。V2受容体をもつ集合尿細管細胞でもAVPが[Ca2+]iを動員することが明らかとなり4,5),V1・V2受容体の分布と受容体以降の細胞内情報伝達系との連関が話題になっている。本稿では,[Ca2+]iの動員の細胞内プールである小胞体(ER)とAVPの関係を上記のV1,V2受容体をもつ細胞において論ずる。
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