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文献詳細

雑誌文献

生体の科学44巻6号

1993年12月発行

文献概要

特集 滑面小胞体をめぐる諸問題

アミロイドフィブリルとER

著者: 石原得博1 高橋睦夫1

所属機関: 1山口大学医学部病理学第一講座,臨床検査医学講座

ページ範囲:P.687 - P.690

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 アミロイドフィブリル(線維)の多くは,細胞膜周囲または細胞外で形成される。網内系細胞(Kupffer細胞,マクロファージ),形質細胞,内分泌細胞や腫瘍細胞の胞体内には単位膜に囲まれたアミロイド線維の集簇がみられるが,滑面小胞体sERがアミロイド線維形成に直接関与しているという証拠はない。しかし,一部のアミロイド線維の形成には細胞内小器官,とくにゴルジ装置,ライソゾーム,分泌顆粒や粗面小胞体rERが重要な役割を果している。
 まずアミロイドについて簡単に,ついで細胞内アミロイド線維形成について記載する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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