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文献詳細

雑誌文献

生体の科学44巻6号

1993年12月発行

解説

細胞膜受容体の構造と機能

著者: 春日雅人1

所属機関: 1神戸大学医学部第二内科

ページ範囲:P.720 - P.726

文献概要

 各種の生物活性物質は,それと特異的に結合する受容体(receptor)とよばれる蛋白質と結合することにより,その作用を伝達し発現する。形質膜(plasma membrane)を自由に通過することのできるステロイド,甲状腺ホルモンあるいはVitamin AやDなどは細胞内に存在する受容体に結合することによりその作用に発現するが,形質膜を自由に通過することのできないペプチドホルモンや各種の生物活性物質などは,形質膜上に存在する受容体に結合し,そのことによってその作用を細胞内へ伝達する。本稿では,この細胞表面に存在する受容体の構造と機能について概説したい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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