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文献詳細

雑誌文献

生体の科学45巻1号

1994年02月発行

文献概要

特集 グルコーストランスポーター

グルコーストランスポーター分子の膜内配向

著者: 柱本満1 森啓行1 春日雅人1

所属機関: 1神戸大学医学部第二内科

ページ範囲:P.9 - P.14

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 哺乳類糖輸送担体には,現在までに確認されている限りで7種類のisoformが存在するが,とくにGLUT1は最初にcDNAがクローニングされた糖輸送担体であり,多くの細胞株に安定して発現できることから,このisoformを用いた構造機能相関についての研究が著しく進んでいる。一方,GLUT4は特異的な細胞内分布を示し,インスリン反応性の特徴的な挙動を示すことから,インスリン作用に関連して多くの研究が行われている1-3)。本稿ではとくに糖輸送担体の膜内配向,細胞内配向について,この二種類のisoformを中心に最近の知見をまじえて紹介する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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