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文献詳細

雑誌文献

生体の科学45巻1号

1994年02月発行

文献概要

特集 グルコーストランスポーター

糖尿病の発生機序とグルコーストランスポーター

著者: 清野裕1 三浦俊宏1

所属機関: 1京都大学医学部臨床代謝栄養学教室

ページ範囲:P.54 - P.57

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 インスリン非依存型糖尿病(non-insulindependent diabetes mellitus:NIDDM)の特徴として,ブドウ糖に対するインスリン分泌の障害,肝よりの糖放出の増加,インスリンによる末梢組織でのブドウ糖の取り込みの低下があげられる。これらの現象はすべてブドウ糖の細胞内(外)へ輸送の障害によって生じているため,糖輸送担体の発現異常が関与する可能性が推測されていた。したがって最近の糖輸送担体遺伝子のクローニングによって,この分野の研究は一躍脚光をあびるに至った。以下,NIDDMの発症への糖輸送担体のかかわりについて述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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