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文献詳細

雑誌文献

生体の科学45巻2号

1994年04月発行

文献概要

特集 脳と分子生物学

ニューロトロフィンとその作用機構

著者: 山田雅司1 畠中寛1

所属機関: 1大阪大学蛋白質研究所生合成部門

ページ範囲:P.164 - P.169

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 ニューロンの分化,生存維持に重要な役割をもつ分子は数多く知られている。中でもニューロンの外から働く拡散性のタンパク質を総称して神経栄養因子(neurotrophic factor)1,2)とよぶ。その代表的存在が,ニューロトロフィン(neurotrophin)である。ニューロトロフィンタンパク質の分子構造について,またその生理作用についての研究は,ここ数年の間に急激な発展をとげている。本稿では,ニューロトロフィンとそのレセプターおよびその作用機構について,とくに細胞内シグナル伝達機構の解明に向けた研究を紹介する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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