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Autonomic Nervous System 1993―Structure,Function and Development
著者: 持田澄子1
所属機関: 1東京医科大学第一生理学教室
ページ範囲:P.205 - P.206
文献購入ページに移動 頭記の国際シンポジウムが1993年3月26,27日の両日,米国San Diego市で,New OrleansのTulane大・Yates/Mascorro両教授の主催で開催された。このシンポジウムは自律神経系の主として細胞レベルでの形態と機能について,限られた数のスペシャリストを選抜して数年おきに開かれるもので,第1回は1976年に開かれ,筆者らは第3回(1986年,Heidelberg),第4回(1990年,Oxford)と参加を続けて,今回は第5回への参加となった。今回は,たまたま日米合同解剖学会のサテライトとして開かれたので出席者が解剖学者に偏り,演題も前回と比べて機能系のものは少なかった。1993年には8月にもOxfordで別の組織(Oxford大・薬理)による自律神経会議が開かれ,重なった顔ぶれが多く出席した。筆者も両方の会議に参加したので両方をあわせて,自分の専門領域である機能系(生理・薬理)の話題を中心にいくつかを紹介する。
Matthews(Oxford大)は長年,交感神経節を主要な研究対象の一つとしている解剖学者で,機能面でのポイントをよく踏まえて興味を組立てており,筆者と材料が共通なので,彼女の発表に関心をもって注目した。
Matthews(Oxford大)は長年,交感神経節を主要な研究対象の一つとしている解剖学者で,機能面でのポイントをよく踏まえて興味を組立てており,筆者と材料が共通なので,彼女の発表に関心をもって注目した。
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