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特集 染色体
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真核生物の遺伝情報を担うDNAは,高次のらせん構造を形成し染色体として細胞核内に存在する(図1)。この染色体は生物種により数や形(核型)が異なることが知られている(例:哺乳類2n=6~92)。ではこの著しい染色体数の相違はどんな法則に従って生じたか?その生物学的意味は何か?これらの問に答えるべく,細胞遺伝学者はこの半世紀努力してきた。その結果は融合説として集大成された。しかし最近の分子生物学の進展により,染色体進化の新しい解釈が可能になった。
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