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特集 造血の機構
造血の調節
著者: 三浦恭定1
所属機関: 1自治医科大学血液学教室
ページ範囲:P.312 - P.318
文献購入ページに移動次に,サイトカインとは細胞間の相互調節作用を媒介する液性伝達因子の総称である。これには主として免疫系や造血系に働くインターロイキン(interleukin;IL)やコロニー刺激因子(colony stimulating factor;CSF)などを含む。サイトカインはリンパ球やマクロファージの多種類の細胞から産生される。このうち造血系に働いてその分化増殖を司る因子を造血因子という。近年,これらの因子やその受容体(レセプター)の遺伝子のクローニングもほぼ終了した。これには日本人の研究者が大きな貢献をした。
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