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文献詳細

雑誌文献

生体の科学45巻4号

1994年08月発行

文献概要

特集 造血の機構

白血病幹細胞と細胞増殖因子

著者: 東田修二1 奈良信雄2

所属機関: 1東京医科歯科大学医学部第一内科 2東京医科歯科大学医学部臨床検査医学講座

ページ範囲:P.352 - P.355

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 白血病細胞は,骨髄内の正常造血幹細胞もしくは前駆細胞が腫瘍化したもので,その無制限な増殖と正常造血機構の障害が,白血病の病態を形作っている。白血病細胞の増殖にも,造血細胞と同様,細胞増殖因子が深く関与している。白血病細胞が正常造血細胞を凌駕して増殖する機序を解明するためには,白血病細胞に対する細胞増殖因子の作用の特性を明らかにする必要がある。
 以下,白血病,とくに急性骨髄性白血病細胞(AML)に対する増殖因子の作用について,われわれのin vitro培養系での研究結果を中心に紹介する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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