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文献詳細

雑誌文献

生体の科学45巻5号

1994年10月発行

文献概要

特集 動物の行動機能テスト―個体レベルと分子レベルを結ぶ 3.マウス・ラツト

母性(哺乳)行動

著者: 日下部守昭1

所属機関: 1理化学研究所ライフサイエンス筑波研究センター

ページ範囲:P.432 - P.433

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目標
 母性行動は母親と子供との相関によって成り立つ行動であり,ほとんどの哺乳類における母親の行動は出生時の子供の発達の程度に依存している。マウスやラットでは生まれたばかりの子供は未熟であるため,給餌(授乳),保温,防御や排泄排尿など親による育児は必須である。ゆえに,ミュータント動物や遺伝子組換え動物において,この母性行動の異常はこれらの動物の繁殖維持に大変重要な問題をもたらす。この項では神経の高次機能として母親の子供に対する育児行動およびこれに付随した母性行動についての解析法を紹介する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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