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文献詳細

雑誌文献

生体の科学45巻5号

1994年10月発行

文献概要

特集 動物の行動機能テスト―個体レベルと分子レベルを結ぶ 3.マウス・ラツト

カタレプシーテスト

著者: 栗原久1

所属機関: 1群馬大学医学部附属行動医学研究施設行動分析学部門

ページ範囲:P.456 - P.457

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目標
 脳の特定部位が刺激あるいは抑制されると,特有の行動が発現することが知られている。さらに,脳機能の一部に変化があると,特定の作用機序を有する薬物に対して著しい感受性を示し,劇的な行動変化が出現する可能性がある。
 カタレプシー(catalepsy)とは,動物に不自然な姿勢をとらせてもそのまま維持する状態を意味しており,脳内黒質―線条体におけるドーパミン作動神経の機能低下を反映した行動で,ヒトの錐体外路症状,とくにパーキンソン症状と関連している。ここでは,カタレプシーの検出と評価方法について概説する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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