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文献詳細

雑誌文献

生体の科学45巻5号

1994年10月発行

特集 動物の行動機能テスト―個体レベルと分子レベルを結ぶ

3.マウス・ラツト

微細運動機能測定実験

著者: 栗原久1

所属機関: 1群馬大学医学部附属行動医学研究施設行動分析学部門

ページ範囲:P.460 - P.461

文献概要

目標
 運動障害を動物レベルで検討する場合,一般的にはこれまでに紹介されたような姿勢,自発運動反射,筋弛緩,協調運動,カタレプシーなどを指標にした比較的大まかな測定が行われている。しかし,微妙な運動障害,たとえば肉眼観察からは把握できない程度の振戦などについて,客観的指標によって鋭敏かつ定量的に検討することが神経行動学的分野では重要である。
 弁別運動制御課題(discriminative motor control task)はオペラント行動を利用した運動機能測定方法で,微妙な運動機能の変化を前肢による圧力のコントロールの可否あるいは変化として把握することを目的に実施される。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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