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文献概要
特集 動物の行動機能テスト―個体レベルと分子レベルを結ぶ 3.マウス・ラツト
聴覚テスト
著者: 山田清文1 鍋島俊隆1
所属機関: 1名古屋大学医学部附属病院薬剤部
ページ範囲:P.482 - P.483
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聴覚機能に対する薬物の作用を検討する方法としては,従来より耳介反射が利用されている。しかし,この方法では反射の判定が不明瞭であるのに加えて,刺激音に対する慣れが生じたり,聴覚閾値の変化を検出することができない。そこで,シャトル箱を用いた条件反応を利用することにより動物の聴覚閾値を測定する。この方法により物理的障害あるいはアミノ配糖体系抗生物質などの薬物による聴覚障害を検出することが可能である。
聴覚機能に対する薬物の作用を検討する方法としては,従来より耳介反射が利用されている。しかし,この方法では反射の判定が不明瞭であるのに加えて,刺激音に対する慣れが生じたり,聴覚閾値の変化を検出することができない。そこで,シャトル箱を用いた条件反応を利用することにより動物の聴覚閾値を測定する。この方法により物理的障害あるいはアミノ配糖体系抗生物質などの薬物による聴覚障害を検出することが可能である。
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