生体の科学45巻5号

1994年10月発行

特集 動物の行動機能テスト―個体レベルと分子レベルを結ぶ

3．マウス・ラツト

味覚テスト

著者： 山本隆¹

所属機関： ¹大阪大学人間科学部行動生理学講座

ページ範囲：P.488 - P.489

文献概要

目標
　味覚テストは，嗜好テスト（好き嫌いテスト）と識別テスト（味質弁別テスト）に大別できる。嗜好テストは，飲食物摂取に際して，動物がその味を好むか嫌うかを判定しようとするもので，識別テストは，動物がある味を別の味とその質の違いにより区別しているかどうかを調べようとするものである。