文献詳細
文献概要
特集 動物の行動機能テスト―個体レベルと分子レベルを結ぶ 3.マウス・ラツト
薬物反応性
著者: 栗原久1
所属機関: 1群馬大学医学部附属行動医学研究施設行動分析学部門
ページ範囲:P.516 - P.517
文献購入ページに移動行動は脳機能を中心として制御される生体全体の動きであることから,行動観察を通して各種機能に影響を及ぼす薬物効果を鋭敏に把握することができる。逆に,薬物効果による行動変化の分析から,生体内の状態を推察することも可能性である。そこで行動実験では,明確な行動変化を引き起こし,しかも作用機序が判明している薬物の投与がしばしば行われている。
掲載誌情報