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文献概要
特集 動物の行動機能テスト―個体レベルと分子レベルを結ぶ 4.トリ
ハトの視覚認知機能
著者: 渡辺茂1
所属機関: 1慶応義塾大学文学部心理学研究室
ページ範囲:P.524 - P.525
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ハトが視覚認知機能にすぐれていることはよく知られており,多くの研究が行われている。図1はハトの視覚系を示す。主たる視覚経路は網膜から視蓋(TeO)を経由し,円形核(RT)を経て大脳の外線条体(EC, EP)に到る経路と,網膜から視床背外側核(OPT)を経由し,大脳背内側部のウルストとよばれる高線条体によって構成される部位(HA, IHA, HIS, HD)に到る経路である。
哺乳類では外側膝状体を経由して視覚1野に到る経路が主要経路であるが,鳥類では視蓋経由系が主要視覚経路である。
ハトが視覚認知機能にすぐれていることはよく知られており,多くの研究が行われている。図1はハトの視覚系を示す。主たる視覚経路は網膜から視蓋(TeO)を経由し,円形核(RT)を経て大脳の外線条体(EC, EP)に到る経路と,網膜から視床背外側核(OPT)を経由し,大脳背内側部のウルストとよばれる高線条体によって構成される部位(HA, IHA, HIS, HD)に到る経路である。
哺乳類では外側膝状体を経由して視覚1野に到る経路が主要経路であるが,鳥類では視蓋経由系が主要視覚経路である。
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