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文献詳細

雑誌文献

生体の科学45巻5号

1994年10月発行

文献概要

特集 動物の行動機能テスト―個体レベルと分子レベルを結ぶ 5.カエル

平衡反応

著者: 原田康夫1 鈴木衞2

所属機関: 1広島大学 2広島大学医学部耳鼻咽喉科学教室

ページ範囲:P.540 - P.541

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目標
 カエルの内耳は,外側半規管,前・後の垂直半規管,耳石器としての卵形嚢と球形嚢,ラゲナ,さらに2つの聴覚受容器から構成されている。これらの受容器から出る神経は前庭神経本幹となって脳幹に至る。
 カエルは自然界において,歩行はもとより跳躍や水泳など多彩な運動能を有する動物であるので,個々の受容器神経を切断して行動の変化を観察することにより,その受容器が体平衝にいかに関与するかがわかる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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