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文献詳細

雑誌文献

生体の科学45巻5号

1994年10月発行

特集 動物の行動機能テスト―個体レベルと分子レベルを結ぶ

7.昆虫 ミツバチ・コオロギなど

生物時計のテスト

著者: 青木清1

所属機関: 1上智大学生命科学研究所

ページ範囲:P.576 - P.577

文献概要

目標
 24時間前後の周期をもつ生物のリズムを概日リズム(Circadian rhythm)と呼んでいる。それはなんらかの環境サイクルに同調する自律性のリズムである。したがって概日リズムは生物に内在する自律性振動の現れであるから,生物を周期的な照度変化や温度変化のない恒常条件下においたとしてもリズムは持続する。
 このような恒常条件下においてみられる概日リズムを,とくにfree runリズムといっている。つまり基本的に生物の概日性リズムがあるかないかは,free runリズムを記録してみることによって知ることができる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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