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文献詳細

雑誌文献

生体の科学45巻5号

1994年10月発行

特集 動物の行動機能テスト―個体レベルと分子レベルを結ぶ

7.昆虫 ミツバチ・コオロギなど

コオロギの産卵行動

著者: 菅原隆1

所属機関: 1埼玉医科大学生物学教室

ページ範囲:P.582 - P.583

文献概要

目標
 昆虫の行動は,定型化された行動(いわゆる本能行動)がその大部分を占めるが,これは中枢の行動プログラムが,内的・外的な情報により実行されると考えられる。各プログラムは,サブプログラム(行動上ではステップと呼んでおく)の連鎖で構成されている。
 このような定型化された行動の生理学的研究には,さまざまな処置を施した動物で,その行動がどう影響を受けるかが基礎的データとして必要になる。ここでは,構成ステップが明確にされているコオロギの産卵行動を取り上げて,こうした研究の一例とする。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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