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特集 動物の行動機能テスト―個体レベルと分子レベルを結ぶ 7.昆虫 ミツバチ・コオロギなど
コオロギ歩行の定量的計測
著者: 久田光彦1
所属機関: 1東京理科大学基礎工学部
ページ範囲:P.586 - P.587
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コオロギに限らず,昆虫の行動の定量化の目的は大きく2種類に分けることができるだろう。概日リズムの計測のように単に活動レベルを継続的に測定する場合と,歩行や飛行の方向性,速度,移動量などを追跡記録する場合とである。とくに後者では刺激源に対する定位,走性を計測することによって感覚機構の解析,あるいは誘引物質など刺激源自体の評価解析の有効な手段とすることができる。
コオロギに限らず,昆虫の行動の定量化の目的は大きく2種類に分けることができるだろう。概日リズムの計測のように単に活動レベルを継続的に測定する場合と,歩行や飛行の方向性,速度,移動量などを追跡記録する場合とである。とくに後者では刺激源に対する定位,走性を計測することによって感覚機構の解析,あるいは誘引物質など刺激源自体の評価解析の有効な手段とすることができる。
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