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文献詳細

雑誌文献

生体の科学45巻5号

1994年10月発行

文献概要

特集 動物の行動機能テスト―個体レベルと分子レベルを結ぶ 8.甲殻類

エビ・カニの歩行計測

著者: 久田光彦1

所属機関: 1東京理科大学基礎工学部

ページ範囲:P.590 - P.591

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目標
 甲殻類のいくつかの種類で,1940年代から中枢神経系についての多くの研究が蓄積された。とくに最近の結果として,回路要素の神経細胞の同定がいちじるしく進んで,データベース化が志向されている。なかでもザリガニ,イセエビの類は逃避行動,歩行,姿勢維持に関する神経要素と,その形成する回路が詳細に知られている。
 これらの神経行動学的な研究には,まずこれらの動物の行動の客観的記述が必要であり,したがって歩行,姿勢維持行動などの記録解析が必要になる。発見された回路の機能を確定するためにも,また逆に,解析可能な行動の発見のためにも,この種の解析は前堤になる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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