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連載講座 新しい観点からみた器官
機械受容器
著者: 井出千束1 立花民子2
所属機関: 1京都大学医学部解剖学第2講座 2岩手医科大学歯学部口腔解剖学第2講座
ページ範囲:P.712 - P.720
文献購入ページに移動機械受容器は生理学的に速い順応性(rapidly adapting)と遅い順応性(slowly adapting)の二つのグループに分けられる1)。前者は刺激のonとoffに強く発火して,持続的刺激には速やかに順応して,すぐに発火しなくなる知覚受容器である。それに反して後者は,持続的な刺激に対して発火し続けることができる。同じ速い順応性の受容器といっても,受容器の種類によって反応の仕方に微妙な相違がある。同じことが遅い順応性の受容器についてもいえる。
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