文献詳細
文献概要
話題 Cold Spring Harbor Meeting印象記
レトロウイルス
著者: 北村義浩1
所属機関: 1国立予防衛生研究所遺伝子解析室
ページ範囲:P.101 - P.101
文献購入ページに移動 1994年5月に,コロンビア大学のS. GoffとDana-Faber癌研究所のJ. Sodorskiの2人をオーガナイザーとして,米国New York州のCold Spring Harbor研究所で,レトロウイルスに関する会議が開かれた。500人以上の参加のもと,370にのぼる演題が発表され,文字どおり,世界最大のレトロウイルスに関する国際会議であった。参加者は,世界各国に及んでいたが,米国からの参加が圧倒的に多く,研究者層の厚みを感じさせた。その他仏国,ついで英国・独国からの参加が多く,興味深いものが多々見られた。本邦からの参加はごく限られた研究室からだけで,米国からの参加も含めて,日本人は10人程度であった。
逆転写酵素を発見した偉大なウイルス学者,H. Temin博士が亡くなった直後ということで,彼の弟子であり,そして,私の米国での師でもあるJ. M. CoffinからTemin博士の業績についてプレゼンテーションとクイズの出題があった。
逆転写酵素を発見した偉大なウイルス学者,H. Temin博士が亡くなった直後ということで,彼の弟子であり,そして,私の米国での師でもあるJ. M. CoffinからTemin博士の業績についてプレゼンテーションとクイズの出題があった。
掲載誌情報