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文献詳細

雑誌文献

生体の科学46巻3号

1995年06月発行

特集 ライソゾーム

ライソゾームの微細形態

著者: 横田貞記1

所属機関: 1山梨医科大学解剖学教室

ページ範囲:P.198 - P.203

文献概要

 ライソソームが発見されて以来,このオルガネラの研究には,形態学的方法が大きく貢献してきた1)。とくに,形態的にライソソームを記述するときには,オルガネラの中に酵素活性を染め出す酵素組織化学方法は必須とみなされている。しかし,この方法で検出しうる酵素はライソソームに含まれている酵素のほんの一部に限られている。この限界を打破したのは免疫組織細胞化学である。今日,この方法は多くの改良が加えられ,ほぼ確立されている2)。したがって,目的の抗原に対する抗体さえあれば,ライソソームの酵素やタンパクは組織切片の上にみることができる。ここでは,この方法を使ったライソソームの形態学的な研究について述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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