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文献詳細

雑誌文献

生体の科学46巻4号

1995年08月発行

文献概要

特集 ストレス蛋白質

高分子量ストレス蛋白質

著者: 畑山巧1

所属機関: 1京都薬科大学生化学教室

ページ範囲:P.348 - P.351

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 哺乳動物細胞の分子量100,000-110,000のストレス蛋白質(熱ショック蛋白質)は,HSP70やHSP90とともに初期の頃より認められていたが1),HSP70やHSP90など主要なストレス蛋白質が分子シャペロンとしての機能が明らかにされてきたのとは対照的に,高分子量ストレス蛋白質については最近まであまり解明されていなかった2,3)。しかし,最近,酵母のHSP104とその細菌ホモログであるClpA/ClpBファミリーの研究が進んでおり,また,哺乳動物細胞の高分子量ストレス蛋白質についても明らかにされつつある。ここでは,急速に解明されつつあるこれらの高分子量ストレス蛋白質について概説する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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