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文献詳細

雑誌文献

生体の科学46巻5号

1995年10月発行

文献概要

特集 遺伝子・タンパク質のファミリー・スーパーファミリー 4.細胞増殖・細胞周期 成長因子

EGFファミリー

著者: 安井弥1 田原榮一1

所属機関: 1広島大学医学部第一病理学教室

ページ範囲:P.424 - P.425

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 [構成員]epidermal growth factor(EGF),transforming growth factorα(TGFα),amphi-regulin(AR),cripto, vaccinia virus growth factor(VVGF),heparin-binding EGF-like growth factor(HB-EGF),neu differentiation factor/heregulin(NDF/HRG),Schwann cell-derived growth factor(SDGF),betacellulin
 概説
 EGFは,1962年にS. Cohenらによって発見され,化学構造が明らかにされた最初の増殖因子である。彼らは,神経成長因子を研究する過程で,新生マウスの眼瞼開裂および切歯萠出を促進する生理活性をマウス顎下腺抽出液中に見いだし,EGFを単離精製した1)。その後,1980年代の遺伝子クローニング技術の進歩によって多くの関連増殖因子を同定することとなった。EGFファミリーとして現在までに,TGFα,AR,cripto,HB-EGFなど10種類近くが発見されている。これらに共通する特徴は,EGFとの相同性の中でも3ヵ所のジスルファイド結合をよく保存していることであり,よく似た立体構造を有する(図1)。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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