文献詳細
特集 遺伝子・タンパク質のファミリー・スーパーファミリー
7.酵素・酵素阻害剤 酵素
文献概要
[構成員]カルシウム非結合性リゾチーム(コンベンショナルリゾチーム),カルシウム結合性リゾチーム(カルシウムリゾチーム),α-ラクトアルブミン
概説
アミノ酸残基数が119(カイコガリゾチーム)-130(ヒトリゾチームなど)で,4個のジスルフィド結合をもつ小さな単純タンパク質であるが,ウサギやカモノハシのα-ラクトアルブミンは糖が結合した糖タンパク質である。リゾチームは1922年にA. Fleming(ペニシリンの発見者と同一人物)によって発見された。バクテリア細胞壁のペプチドグリカンのN-アセチルムラミン酸とN-アセチルグルコサミンの間のβ1→4結合を加水分解する酵素である。基質特異性,分子量などの違いからニワトリ型,ガチョウ型,ファージリゾチームが知られているが,このスーパーファミリーに属するのはこれらの内のニワトリ型リゾチーム(lysozyme c)であり,上記のカルシウム非結合性と結合性のリゾチームを含む。
概説
アミノ酸残基数が119(カイコガリゾチーム)-130(ヒトリゾチームなど)で,4個のジスルフィド結合をもつ小さな単純タンパク質であるが,ウサギやカモノハシのα-ラクトアルブミンは糖が結合した糖タンパク質である。リゾチームは1922年にA. Fleming(ペニシリンの発見者と同一人物)によって発見された。バクテリア細胞壁のペプチドグリカンのN-アセチルムラミン酸とN-アセチルグルコサミンの間のβ1→4結合を加水分解する酵素である。基質特異性,分子量などの違いからニワトリ型,ガチョウ型,ファージリゾチームが知られているが,このスーパーファミリーに属するのはこれらの内のニワトリ型リゾチーム(lysozyme c)であり,上記のカルシウム非結合性と結合性のリゾチームを含む。
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