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文献詳細

雑誌文献

生体の科学46巻5号

1995年10月発行

文献概要

特集 遺伝子・タンパク質のファミリー・スーパーファミリー 8.信号伝達系 細胞間 血管ペプチド

エンドセリンファミリー

著者: 沢村達也1 眞崎知生1

所属機関: 1京都大学医学部薬理学第一講座

ページ範囲:P.524 - P.525

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 [構成員]①リガンド:ET-1,ET-2,ET-3,②受容体:ETA受容体,ETB受容体,③ET変換酵素:Ia,Ib,II
 概説
 エンドセリン(ET)ファミリーは,いずれも21アミノ酸残基からなる3種のペプチドである。ET-1は1回の投与で数時間におよぶ血圧上昇を惹起する強力な血管収縮因子として,ブタ大動脈血管内皮細胞の培養上清中から1988年単離構成決定された1)。当時,血管のトーヌスが神経性の調節に加えて,内皮細胞による調節が重要であることが,現在一酸化窒素として同定されている内皮由来血管弛緩因子の発見により明らかにされていたため,同じ内皮細胞由来で一酸化窒素に対峙する収縮物質として,その強力な収縮活性と相まって非常に注目を集めた。ET-2,ET-3はゲノム遺伝子から発見され,実際に発現していることはノーザン解析,ある種のcell lineおよび中枢神経系からの単離により示された。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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