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文献詳細

雑誌文献

生体の科学46巻6号

1995年12月発行

文献概要

特集 病態を変えたよく効く医薬

臓器移植補助剤:免疫抑制剤(FK506)―開発の歴史

著者: 木野亨1

所属機関: 1藤沢薬品工業㈱探索研究所

ページ範囲:P.701 - P.703

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 FK506(一般名タクロリムス,商品名プログラフ)は日本で産み出されたマクロライド構造を有する抗生物質で,T細胞の活性化を特異的に阻害することにより強い免疫抑制作用を発揮する。1993年6月,世界に先駆けわが国において「肝移植における拒絶反応の抑制」を適応として発売された。生産菌の発見から臨床研究まで10年以上にわたる開発研究のプロセスを表1にまとめた。この新薬の開発の歴史について表1に沿って簡単に紹介する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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